小学校で人間教育に重点を置き、中学校では成人になるための基礎学習に重点を移してきました。そして中等教育の最終段階では、いよいよ将来のキャリアに向けた教育に重点を移します。そのために大学入学に必要な学科は勿論、以下のような特徴ある学習が行なわれます。
1.まず小学校・中学校と同様に、1学年1クラス10名前後の少人数クラスできめの細かい学習指導を行なっています。特 に英数などでは進路・習熟度にあわせて個別指導を徹底させています。
2.机上の学習以外に体を使った作業(作務)で汗をかきます。これは知識偏重を避け、実学を大切にするからです。
(学園内の美化、補修、林野の草刈り、薪割り、食堂の昼食調理、保育園・幼稚園での手伝い、ディーサービスでの介護体験など盛りだくさんの内容です。)
3.芸能科目が充実しています。謡曲、洋舞、音楽などです。
4.ヨーロッパからGap Yearスチューデント(高校卒業から大学入学までの1年間)を招き、 1年間の交流を深め、国際視野を拡げます。
5.本校の小学校、中学校と同様ですが、常に小学生、中学生と一緒で、大きな大家族のような学校です(小中高併せて 100人程度)。この縦割りの人間関係の養成は現代に欠けて求められている素養のひとつです。
6.卒業生には東大・京大など国公立大に入学したものも輩出しており、多方面、他分野で活躍されております。