少人数だから一人ひとりの個性が現れ、又高校生活を生徒たち自ら彩ることが出来る。一燈園では、様々なものを求められる。勉学も人間形成にも励まなければならない。英検や漢検にも励む。一方で、それ以上に大切なことを、一燈園の空気から教わるだろう。私はこの学校に来られて良かったと思っている。
私はこの学校に入れて良かったと思います。毎朝の瞑想は雑念を取り除き静かな一時を送ることが出来ます。授業も特色があり、春は梅ちぎり、冬にしめ縄など季節を感じさせてくれる作務(勤労実務体験)は、私にとても多くのことを感じさせてくれます。毎日同じことを繰り返す、そのことによって、精神的、忍耐的にも成長することが出来ました。
僕は、いずみ幼稚園に通っていてそのまま一燈園小学校に入学しました。通っているうちに一燈園の良さにひかれて中学校も一燈園に通うこととなりました。一燈園の良い所というのは、まず少人数制という事です。だから生徒と先生が一対一になって勉強する事が出来るのです。分からない生徒がいたら、先生が後でしっかりと教えてくれたり特別にプリントをくれたり、全員が理解するまでとことん教えてくれます。そしてもう一つは、毎朝礼堂という所で20分間正座する「おつとめ」があることです。毎朝のおつとめで自分を見つめ、自分を知り心みがいています。
しかしこれらの理由だけでは僕が7年間も通うことにはならなかったと思います。何が僕達をもっとここで学びたいという気にさせているかは、正直分かりませんが、僕は一燈園という環境がすぐれているからだと思います。この環境が僕達の心に響き、成長させてくれているのです。だから普通では出来ない正座、挨拶、トイレ掃除を自然にすることが出来るのです。
心や命について考えられる、感じられる大人になれるのではないかと思います。